地下埋設物内面ライニング施工工事に係る補助事業
(地下タンクFRPライニング補助事業)
 
 土壌汚染環境保全対策事業の一環である「地下埋設物内面ライニング施工工事に係る補助事業」が開始されました。
 地下タンクFRPライニング施工とは、永年使用による腐蝕老朽化した地下タンクを、FRP(強化プラスティック)を内面に貼り付けることにより、腐蝕進行防止と補強し、延命させます。
 
1.申請者の資格(@及びAに該当する者)
@ 自社(自分)が申請給油所の運営者で、かつ、申請給油所の所有者であること。
A 中小企業者であること。
 
2.申請給油所の資格
@ 品質確保法に基づく、経済産業大臣の登録を受けた給油所であり、石油製品又は廃油の用途に使用していた鋼製一重殻タンクが、現に存在すること。
A 「全危協鋼製地下タンクFRP内面ライニング施工工事業者認定制度に関する規定」(平成19年2月28日付け全危協規定第1号)に定めるライニング施工適合証明書及びライニング施工済証を受ける工事が実施できること。
B 「全危協鋼製地下タンクFRP内面ライニング施工工事業者認定制度に関する規定」(平成19年2月28日付け全危協規定第1号)に定める以下の書類が提出できること。
` 鋼製地下タンクFRP内面ライニング施工届
a 鋼製地下タンクFRP内面ライニング施工完了報告書
b 鋼製地下タンクFRP内面ライニング施工適合証明書
c FRP内面ライニング施工済証
d その他協会が必要とする書類
 
3.工事請負業者の資格
 申請給油所に係る地下埋設物内面ライニング施工工事は、「全危協鋼製地下タンクFRP内面ライニング施工工事業者認定制度に関する規定」(平成19年2月28日付け全危協規定第1号)に基づく認定業者が実施すること。
 
4.見積書の徴求
地下埋設物内面ライニング施工工事の条件を履行できる工事業者を2業者以上選び、見積書を徴求すること。その際は石油協会専用見積書を使用すること。なお、複数の工事業者に分割発注はできません。必ず1事業者に発注すること。
 
5.適用補助率
補助対象経費の1/2 (上限なし)
 
6.申請受付期間
申請区分 申請受付期間 工事実施期間 実績報告書提出締切日 補助金交付時期
1次申請 当該年度の事業開始日から11月の最終営業日まで 当該年度の1月の最終営業日まで 当該年度の2月10日まで 当該年度の最終営業日まで
2次申請 当該年度の12月の最初の営業日から3月10日まで 翌年度の1月の最終営業日まで 翌年度の2月10日まで 翌年度の概ね7月から3月までの最終営業日まで
 
留意事項
1. 「地下埋設物等撤去工事に係る補助金」・「地下埋設物等入換撤去工事に係る補助金」・「地下埋設物内面ライニング施工工事に係る補助金」を同一給油所において同時に申請することはできません。
2. 地下埋設物内面ライニング施工工事は、地下埋設タンク及び地下埋設配管を掘り返さないため、土壌の浄化工事に関する補助金は利用できません。
3. 地下タンクの内面ライニング前に実施する肉厚検査等で、ピンホール(穴)が確認された場合は、直ちに工事を中止することとなります。ピンホール(穴)が発見されたタンクはもちろん、それ以降にライニングを予定しているタンクについても、補助金を受けることができません。
4. 地下埋設物内面ライニング施工工事は、申請内容を審査し、許可(交付決定通知)がおりてからでなければ工事を開始することができません。(許可前に工事を開始した場合は、補助金は交付されません)
5. 補助金は、工事代金の支払いを確認した上で交付されます。